譜代の常府大名稲垣氏は元禄11年(1698)に常陸国の所領が近江国に移り、神崎郡に山上藩が立藩しました。約100年後の寛政9年(1797)には山上に陣屋が完成し、代官を中心に藩の財産運営が行われました。
明治維新を迎え、明治2年(1869)、9代藩主稲垣元祥氏は山上藩知事を仰せつかり、家臣及びその家族とともに山上入りすることとなりました。しかし、役所的な陣屋ではこれらの人々の収容が困難で安養寺に隣接して知事公舎、更に近傍には藩士の住居となる長屋も建設されました。江戸詰めの山上藩主には参勤交代がなく、山上の人々は明治になって初めて身近に殿様の姿を見ることになりました。
明治4年(1871)7月の廃藩置県で近江国に8県が誕生し、その1つが山上県です。当時の遺構は現在も僅かながら残っています。
歴史の波に翻弄された殿様の苦労話と束の間見たであろう二輪草の咲く八風街道を訪ねます。
江戸で暮らしていた大名稲垣氏は明治2年、版籍奉還で家臣達72世帯とともに初めて山上に帰られ藩知事の職務を執行されました。当時急遽建てた藩主の屋敷跡と家臣達が住んだ長屋跡を見ます。
寺田與志雄さん、木村与志雄さん、若林 淳一さん
3人とも歴史が好きでまちの事を調べて次の世代に伝えています
所要時間/約2時間30分
集合時間/9:30
解散時間/11:30頃
東近江市永源寺支所ー塚本顕彰碑ー歳苗神社ー八風街道ー山上陣屋跡ー長屋跡-二輪草ー芭蕉句碑ーヒトミワイナリー(説明)ー安養寺(小倉山上城跡)-東近江市永源寺支所(解散)【距離:約2.5km】
お一人様/1,500円
東近江まちあるきHPの申込フォームからお申し込みいただくか、チラシの申込書に必要事項を記入して、東近江市観光協会まで郵送またはファックスにてお送りください。
FAX:0748-29-3922
(お申し込み用PDFはこちら)
一般社団法人東近江市観光協会
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