かつて伊庭の集落には水路が縦横に張り巡らされ、明治時代には、集落内の400を超える家々の敷地のほとんどが水路に接し、一軒に一艘の田舟を所有していて、昭和30年代まで水路を往来し、内湖とつながっていました。内湖は漁場の場であり、藻や泥など田の肥料を得る場でもありました。また内湖の近くには、船着き場や多数の田舟を係留する舟溜まりがあり、それとともに暮らしがありました。今回は湖辺の集落ならではの水路の田舟やカワトなど生活が水とともにある暮らしを感じられる癒しの原風景や船着き場跡などをめぐり、特別に湊跡から乗船し伊庭内湖を周遊し当時の水郷の暮らしに想いを馳せます。
周辺のヨシ原の野鳥や湖漁が見られる伊庭内湖を伊庭の湊跡から船で周遊します。大中の湖と小中の湖の干拓が進んだ後も、内湖の水環境を残している伊庭内湖（面積49.0ha、平均水深1.2ｍ）を能登川漁協組合の前組合長伊関照男さんにご案内いただきます。
沖 利貢さん
京都市内の学校勤務、ＮＨＫ学園高校教育相談員、伊庭町自治会長を歴任後、湖辺の郷伊庭景観保存会を設立し、代表となる。
令和5年5月19日（金）
所要時間/約3時間
集合時間/13:00
解散時間/16:00頃
ＪＲ能登川駅西口バス停ー伊庭バス停ーカワトと田舟ー伊庭城址ー妙楽寺と四カ寺ー岡八醤油醸造蔵ー船着き場跡ー金刀比羅神社ー湊跡（乗船）ー伊庭内湖（能登川漁協 前組合長伊関さんのご案内）ー伊庭西バス停（解散）【距離：約5km】
※【雨天時】伊庭内湖周遊は中止、古民家カフェでのくつろぎとなります。
お一人様／2,500円 ※別途：東近江市ちょこっとバス運賃400円要
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