東近江市は、西には国の真ん中を占める日本最大の青い琵琶湖があり、東は緑なす鈴鹿の山並みにまで続いています。
中央には近江米や近江牛などの特産を誇る豊かな田園風景が広がる地域です。古来より「近江を制するものは、天下を制す」といわれ、時の施政者が常に注目した選ばれた土地でした。
天智天皇が都を近江に遷したその翌年、この蒲生野の遊猟が行われたことが「万葉集」からもわかります。万葉集に収められている額田王と大海人皇子の相聞歌「あかねさす紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖ふる」「紫の にほえる妹を 憎く有らば 人妻ゆえに我恋ひめやも」は、東近江市の蒲生野で詠われました。
想う人が向こうに立っていて、そっと見やると、その人はひそやかに袖を振ってこたえてくれた。でも、権力を極めた天智天皇に寵愛され、どうにもならない気持ちがこの歌に込められています。
今回は、実際に蒲生野を歩きながら、万葉ロマンを巡るとともに、近江鉄道ミュージアムや実際に近江鉄道にも乗車して、蒲生野を走るローカル鉄道の魅力にも迫ります。また、額田王の立像がある「万葉の神社」として知られている市神神社にも立ち寄ります。
集合場所の八日市駅には、万葉のレリーフも飾られ、近畿の駅百選にも選ばれています。
畑酒造の若き蔵元が、酒造りのこだわりを徹底解説。もちろん購入も可能です。
前川真司さん、西里修さん
前川さんは、相聞歌に歌われたムラサキの紫根で地域活性化をめざして化粧品を開発された、株式会社みんなの奥永源寺代表取締役。東近江市八日市地区を愛する西里さんの二人でご案内。
所要時間/ガイド時間は約2時間30分
集合時間/13:20
解散時間/16:30頃
近江鉄道八日市駅ー市神神社ー八日市駅前の万葉レリーフー近江鉄道ミュージアムー(電車で8分)ー市辺駅-万葉の森船岡山ー畑酒造ー井上製菓ー太郎坊宮前駅(解散)【距離:約4km】
お一人様/1,500円
別途交通費が180円必要です
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一般社団法人東近江市観光協会
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