「伊庭の坂下し」で広く知られている伊庭祭は現在、五月三日から五日の3日間行われている。昔は「えとまつり」と言われ、五月の卯の日より酉の日まで七日間行われた。「坂下し祭」がメインである。坂下しの起源は大津坂本の日吉大社の祭典を模したものと伝えられている。三日に「御輿上げ(おこしあげ)」と言って繖峰三神社が祀ってある八王子山の頂上付近まで神輿を住民みんなで引き揚げる神事‥「御輿上げ祭」。翌日の四日に「坂下し祭」が行われる。繖山山頂の繖峰三神社の3基の神輿を麓の大鳥居まで引きずり下ろす神事で、全長500m、標高差170mに及ぶ断崖絶壁の坂道には難所も多く、見物客も共に汗握る見せ場がある。山頂からの三神社、山の麓に鎮座している望湖神社そして地元に鎮座している大濱神社の五柱のご神体を迎えて行う神事を「伊庭祭」と言う。今回は、この「伊庭祭」を堪能します。
本祭式典の後、稚児・神輿と役付奉仕者による渡御は伊庭の特色ある行列で、坂下しに奉仕した若者たちの勇壮な姿が見られ、御旅所では厳かな神事(卯の刻祭)が行われる。
卯の刻祭は、昔は午前4時であったが、現在は五日の昼に本祭渡御のあとに行われている。昭和9年までは舟渡御があったが、水位の低下、自動車の発達により舟の確保が難しくなったことから昭和10年より陸渡御(おかとぎょ)に変更された。
沖 利貢さん 村田 恒治郎さん
村田さん:能登川史談会副会長、伊庭の庄の歴史を語る会代表世話人、湖辺の郷伊庭景観保存会相談役
沖さん:京都市の学校勤務、NHK学園高等教育相談員、伊庭町自治会長を歴任後、湖辺の郷伊庭景観保存会を設立し代表となる
所要時間/約3時間50分
集合時間/10:40
解散時間/14:30頃
JR能登川駅噴水前ーJR能登川駅西口バス停ー(東近江市ちょこっとタクシーで移動)ー伊庭バス停ー大濱神社(祭りの見学と説明)ー本祭式典見学-渡御・見学ー金刀比羅地先・卯の刻祭見学ー大濱神社ー伊庭西バス停-(東近江市ちょこっとタクシーで移動)ーJR能登川駅西口(解散)【距離:約1.5km】
お一人様/1,500円
東近江まちあるきHPの申込フォームからお申し込みいただくか、チラシの申込書に必要事項を記入して、東近江市観光協会まで郵送またはファックスにてお送りください。
FAX:0748-29-3922
(お申し込み用PDFはこちら)
一般社団法人東近江市観光協会
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