縄文時代より水辺に近い微高地に住みついた人々が集落を造り、食の確保～子孫存続のため、祭祀を毎年サイクル活動として行っていました。更により大きな集落化を目指し強大な力を持つ首長の統治により、近江国外とも交流した跡も散見されます。
当時の最強な立地条件と埋蔵文化財から、人々の暮らしを想定したくなります。
集落の昔からの生活共同体精神は、今でも垣間見ることができます。
勧請吊：昔は、ムラの外は単に耕地や隣村があると云うだけでなく、悪霊や祖霊・神仏の住む他界とも考えられていたのです。
特に悪霊・疫病神は道を伝ってやってくると考え、ムラの堺に標（しるし）を置いて悪霊防除を祈願しました。
堺を守る標として、ここ長勝寺町では、御幣・龍を象った藁細工で悪霊・疫病神の侵入禁止の意味で縄を張っています。
毎年末に関係者で作られ、年間行事として続けられています。
式内社 乎加神社：本殿は伊勢神宮より譲り受けたもの。神明式の地面で直接棟を支える独立式棟持柱に、千木（ちぎ）と鰹魚木（かつおぎ）を備えた雄姿が圧巻。
神郷亀塚古墳：日本最古級の前方後方墳。被葬者は、卑弥呼に対抗する狗奴国（くぬこく）連合の有力者か？
今堀 敏仁さん
歴史の宝庫ともいわれる近江の湖東地区で、古代～近世の歴史・文化を学びながら現場を訪れるのが楽しい、単なる歴史好きなオジさんです。
所要時間/約2時間30分
集合時間/8:50
解散時間/11:30頃
長勝寺公民館前ー長勝寺勧請吊ー長勝禅寺（階段下で説明）ー乎加神社ー神郷亀塚古墳ー乎加神社御旅所－斗西遺跡ー長勝寺公民館前（解散）【距離：約3km】
お一人様／2,000円
東近江まちあるきHPの申込フォームからお申し込みいただくか、チラシの申込書に必要事項を記入して、東近江市観光協会まで郵送またはファックスにてお送りください。
FAX：0748-29-3922
（お申し込み用PDFはこちら）
一般社団法人東近江市観光協会
〒527-0023 滋賀県東近江市八日市緑町25番4号（東近江市役所 東庁舎）
