
日常の生活に水路や山の水を使いながら暮らしてきた文化が今もなお続くこの地。
自然と共に生きる集落をめぐります。
臨済宗永源寺派大本山永源寺。南北朝時代、近江の領主であった佐々木氏頼が、寂室元光禅師を開山に迎え、伽藍を建立したのが始まり。関西有数の紅葉の名所で秋には多くの参拝客が訪れる。ご本尊の世継ぎ観音(秘仏)は、信仰を集め参拝客が後を絶たない。
政所地域の様子
政所茶は、室町時代、永源寺5世管長の越渓秀格禅師が、政所の地質が茶の栽培に適していること、また三重県との県境鈴鹿山脈を源流とする愛知川の豊かな水量によって発生する霧の作用に薬用効果をみだし、村人に薬用として茶の栽培を勧められたことが始まりとされています。
厳しい気象条件の下で作られ、香りがよく苦味の中にほのかな甘みがある政所茶は、手摘みの上質なお茶として名声を博しましたが、終戦の昭和20年以降は生産量が減少し、大変希少なお茶となっています。
(東近江市HPより抜粋)
鈴鹿の山深い小椋の渓谷は、木地師の発祥の地をして知られています。資料館では木地製品や氏子狩帳や往来手形などの古文書類の数々が展示されています。
※要事前予約
名産の「永源寺こんにゃく」や幻の銘茶「政所茶」をはじめ、 清流にしか生息しない岩魚やアマゴをまるごと一匹使った姿煮、 自然豊かな山間部を飛ぶミツバチから採取された新鮮で濃厚な「はちみつ」、「永源寺まいたけ」など、地元ならではの特産品や、種類豊富なパンなどが並びます。 また、道の駅周辺は木地師のふるさととして木工が盛んな土地柄から、 木工作家が手掛けた作品なども並んでいます。 道の駅きっぷ販売、道の駅スタンプのご利用もこちらでどうぞ。
寛平10年(898)の創祀と伝わり、木地師の祖として惟喬親王を祀る。親王の幽棲地とされる隣接の金龍寺は「高松御所」として蛭谷の筒井公文所とともに、全国の木地師を支配していた。氏子狩帳は県指定民俗文化財。
鈴鹿の山々を背に愛知川の渓流を眼下に見下ろす風光明媚な地に、ひっそりと佇む日登美山荘。 囲炉裏を囲んで岩魚の炭火焼きは絶品。是非、お食事、御宿泊にご利用下さい。1日1組限定。
近江商人屋敷の町並みが残る。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。
※近江商人屋敷外村繫邸の詳細が開きます
伊庭は、湖東平野に残る水郷集落のひとつ。 その歴史は古く、“保元元年(1156年)、源為義が崇徳上皇からこの地を賜った”という記録が確認されています。 伊庭川から引かれた水路は町中を縦横に巡り、豊かな水量と清らかな水質が内湖と繋がり、 人々の生活を今も支えており、人々の生活が水とともにあったことも実感できます。 石垣でつくられた水路には鮮やかな鯉が泳ぎ、またとない風情を醸し出す風景です。