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東近江市の自然

 

滋賀県は中央に琵琶湖、周囲に山地があり、非常に完結した地形を持っています。
東近江市はその南東部にあり、ここは近江盆地でも最も懐が深い地域です。
さらに、鈴鹿から琵琶湖まで続く市域を持っています。
このことから、東近江市はまさに、滋賀県の自然を凝縮した地域だといえるでしょう。

 
 

東近江市の地形

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東近江市の市域は、東は三重県境の鈴鹿山脈から、西は琵琶湖まで、東西約33.3km、南北約26.4kmをにもなります。そして面積は388.37㎢で、滋賀県総面積の約9.7%を占めています。

 地形的には、東の山地部分、それに続く扇状地、さらに琵琶湖岸に至る平地、大きくこの三つに区分されます。特に目を引くのが、南東から北西に拡大して伸びる扇状地と、そこに割り込むように存在する丘陵地です。

こうした広大な自然地形を基盤にした様々な自然が、市内各所でみられます。

 
 

鈴鹿10座

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 東近江市制10周年にあたり、鈴鹿山脈の素晴らしさと存在意義を広く周知するとともに、ここから供給される豊かな森林資源や水資源を、次世代に継承することを目的として、平成27年9月に、東近江市の数ある鈴鹿の山峰から10座を認定されました。
 この選定は、知名度のある山峰だけを選定するものではなく、琵琶湖へ流入する代表的な河川である愛知川の集水域の要を成し、古くから人々に親しまれてきた山峰を評価することにより、「東近江らしさ」が強調できるものとして、選定されたものです。

 
 

河岸段丘

 愛知川・佐久良川・日野川の中流域では、典型的な河岸段丘が見られます。平坦面と段丘崖が交互に現れ、階段状の地形となっています。特に、愛知川右岸の段丘崖の比高は、小倉町で約20m、国道307号線の坂道となっている妹町で約15mを測り、圧倒される高さです。
 段丘崖の多くは、樹木に覆われています。山上町から妙法寺町までの愛知川左岸、大塚町から蒲生寺町にかけての日野川右岸・佐久良川左岸の段丘崖も、樹木が茂っている部分が多く、緑色の帯状景観となっています。

 
 

湧水地帯

 扇状地の先端、いわゆる扇端は、伏流水が再び地表面に現れる湧水地帯です。鈴鹿の山から流れ出た水が、いったん地下水となり再び地表に顔を出すのです。JR琵琶湖線と新幹線の間あたりで湧いていることが多く、これらを水源とする小中河川が、数多く琵琶湖へと注いでいます。

 特に、独立山塊繖山や箕作山が伏流水の行く手を阻む五個荘地区には、数多くの湧水地があります。また、同じく瓶割山が佐久良川の伏流水の行く手を阻む上平木町には、名水で有名な御澤神社があります。

 
 

内湖と干拓地

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 独立山塊繖山と箕作山によって、行く手を阻まれた愛知川は大きく北に流れを変えています。これによって、愛知川の堆積作用は両山塊の西側には及びませんでした。その結果生まれたのが、大中の湖です。大きさは15.4㎢、県内の甲良町がすっぽり入るくらいの大きさです。

 しかし、その姿を今は見ることができません。戦後、国営の干拓事業で、農地となったからです。現在水車とカヌーランドのある伊庭内湖は、干拓されなかった部分です。ちなみに、この前にある道路に立って水面と田面を見比べると、水面の方が高いことに気づきます。

 
 

独立山塊

東近江市内の地形形成に大きく関わっているのが、平地にどっかとそびえている山塊です。代表的なものは、繖山・箕作山・雪野山・瓶割山・布施山です。これらの山は、中生代白亜紀、およそ7000万年前に、火山活動でできた岩石から成り立っています。この岩石の分布は、琵琶湖の対岸比良山系でも認められています。その結果、復元された噴火口は東西60㎞南北40㎞にも及びます。さらに詳細にみると、噴火口は三重に存在したと考えられています。

 人類誕生のはるか以前、この地の大火山活動を物語っているのが、市内の独立山塊です。

 
 

古琵琶湖層

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 琵琶湖は、約400万年前に伊賀で誕生し、長い長い時間をかけた移動の末、約40万年前、今の姿になりました。その途中250万年前、琵琶湖は今の東近江市域にありました。

 そのころ堆積した土層が隆起してできたのが、布引丘陵、日野丘陵です。市内の丘陵は、すなわち古琵琶湖層からできているのです。古琵琶湖土層が現れているところでは、砂や粘土がきれいに堆積している様子を見ることができます。また、愛知川・佐久良川・日野川は古琵琶湖層を削り取って流れているため、河原の砂礫の下には古琵琶湖層があります。その一部は、粘土の河床や化石林としてみることができます。

 
 

河辺林

 市内の河川の堤防上に、樹木が帯状に茂っているところがあります。これが河辺林です。緑の帯の景観は、東近江市の景観を構成する重要要素の一つです。

 人々の生活の近くにある河辺林は、昔から人々の生活を支えてきました。例えば、水害から命を守る、薪や木の葉の燃料の供給などです。一方、周辺の森林とは異なる自然、異なる樹種構成も持つことも河辺林の特徴です。

 市内には河辺林をフィールドする施設「河辺いきものの森」があります。河辺林の不思議を学ぶことのできると、市内外から多くの人々が訪れています。

 
 
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