高さ約4.5メートルの重厚な石造九重塔は、鎌倉時代永仁3年(1295)の建立で重要文化財。塔身の銘文に「興隆寺」と刻まれているが、涌泉寺との関係とともに、もとからこの地に造立されたのか、ここに移設されたのかは不明。
高木神社本殿と境内社日吉神社本殿は、ともに室町時代後期の建築で重要文化財。毎年4月の大祭は、ケンケト祭として有名で「カンカ」と呼ばれる子どもの囃子と長刀振りが奉納される。(国選択無形民俗文化財)
雪野山歴史公園は、東近江市・近江八幡市・竜王町にまたがり、山頂には4世紀中頃の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)があります。平成元年には、全国でも珍しい未盗掘(みとうくつ)の状態で発見されました。
現在古墳は埋め戻されていますが、山頂まではハイキングコースが整備されています。周辺には多くの古墳(こふん)があり、そのうちの八幡社古墳群(はちまんしゃこふんぐん)を活用して山麓(さんろく)に歴史公園が整備
推古天皇二十七年開創と伝えられる古刹、天台宗より改宗し現在は曹洞宗寺院。本尊聖世音菩薩は身代わり観音として地域の信仰を集め、また観音様のお堂ではご祈祷や悩み事相談が随時行われる。
鎌倉時代から続く伝統行事「裸まつり」が行われる。15歳以上の独身男性が「チョーライ、チョーライ」の掛け声とともに、我先にと地上3mの梁に供えたマユ玉を奪い合います。マユ玉を取った者は、その年良縁に恵まれると言われている。
蒲生野を顕彰して万葉歌碑が建てられた船岡山と、その一帯に整備された公園。蒲生野での遊猟を描いたレリーフがあり、「紫草」をはじめ、万葉集によまれた植物約100種が植えられた万葉植物園もある。
古墳時代中期の木村古墳群を整備した公園。円墳の久保田山古墳と方墳の天乞山古墳を復元している(県史跡)。近隣の雪野山古墳(前期古墳、国史跡)や八幡社古墳群(後期古墳、県史跡)と併せて古墳時代を概観できる
四天王寺建立時に山中の土を用いて瓦を10万8千枚焼かせたのが寺名の由来。
秘仏千手観音菩薩は国重文に指定され近江西国第18番札所と成っている。
春夏秋冬様々な花が参拝者を楽しませ晩秋の紅葉が美しい。
昭和8年に建てられた画伯のアトリエを改修復元するとともに、画伯の優れた才能を永久に顕彰するため、平成3年に開館。
43歳で亡くなる昭和19年までの11年間の数多くの名作は、その大半がここで生まれました。
延暦2年(783)の創建と伝わる日吉社系の古社。かつては野々子荘13ヵ村の総社とされ、5つの別当坊があったと伝える。社宝に鎌倉期の狛犬一対、室町期の懸仏があり、ともに市の市指定文化となっている。