2020/12/24
【展覧会情報】
名 称:Web展覧会 「書聖王羲之の像(イメージ)」「没後110年 銭慧安(せんけいあん)展」
会 期:2020年12月12日(土)~2021年1月31日(日)
会 場:観峰館ホームページ
料 金:無料
【概要】
観峰館ではこの度、初の試みとして、インターネット上で行う「Web展覧会」を開催いたします。今回は「書」と「絵画」の2本立てとなっています。ぜひ観峰館ホームページにアクセスください。
【紹介動画】
【Web展覧会(書)】
書聖王羲之の像(イメージ)
本展では、東アジアにおいて「書聖」と呼ばれる王羲之(303?~361?)の書を取り上げます。王羲之の真筆は、一つたりとも現存しません。それにも拘わらず王羲之は「書聖」と称され、いつの時代も、東アジアにおいて「理想の書」として崇められ、追及されてきました。ただし、「書聖」の実体が不明である以上、我々は拓本や搨摹本などの「写し」によって、その本来の姿を想像するほかありません。つまり、「写し」を鑑賞することを通して、心の中に書聖・王羲之の像(イメージ)を作り上げることになります。
この像(イメージ)は、「写し」を作る際にも影響を及ぼします。すなわち、拓本や搨摹本などの「写し」にも、それを作った人が抱く書聖・王羲之の像(イメージ)が入り込んでくるのです。結果、「王羲之の書」と言われるものには、さまざまな姿・形が生じることとなります。さらに、それらを学ぶ=写すことを通して、また異なる書聖・王羲之の像(イメージ)が生産されていくのです。
本展では、観峰館が所蔵する王羲之の拓本と、中国近代の書人たちによる臨書作品を取り上げます。これらを鑑賞することを通して、王羲之がどのような像(イメージ)として伝えられてきたのか、また近代の書人たちがどのように王羲之の像(イメージ)を表現してきたのか、ご覧いただければ幸いです。
▼Web展覧会はこちらからご覧ください。
Web展覧会「書聖王羲之の像(イメージ)」
【Web展覧会(絵画)】
没後110年 銭慧安(せんけいあん)展
近代中国の画家・銭慧安(せんけいあん)(1833~1911)は、上海で活躍したいわゆる「海上派(かいじょうは)」を代表する画家です。宣統元年(1909)、呉昌碩(1844~1927)等とともに、慈善団体である「上海豫園書画善会」を創立し、初代会長に選ばれ、様々な芸術家との交流によって民国時代の書画壇の礎を築きました。
観峰館では、2011年に「没後百年 銭慧安」展を開催しましたが、その後の10年間でも、調査研究の成果が進み、銭慧安の次男・銭禄新(生卒年不詳)をはじめ、関係のある書画家の作品も発見されています。本展は、2021年に没後110年を迎える銭慧安と彼を取り巻く書画家の展覧会です。
Web展覧会「没後110年 銭慧安(せんけいあん)展」
【次回の展覧会】
冬季企画展「生誕110年記念 原田観峰の書」
商家に伝わるひな人形めぐり
ぼくとわたしのひな人形ぬりえ展
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2021年1月1日~3月31日(※)
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【展覧会情報】
名 称:Web展覧会 「書聖王羲之の像(イメージ)」「没後110年 銭慧安(せんけいあん)展」
会 期:2020年12月12日(土)~2021年1月31日(日)
会 場:観峰館ホームページ
料 金:無料
【概要】
観峰館ではこの度、初の試みとして、インターネット上で行う「Web展覧会」を開催いたします。今回は「書」と「絵画」の2本立てとなっています。ぜひ観峰館ホームページにアクセスください。
【紹介動画】
【Web展覧会(書)】
書聖王羲之の像(イメージ)
本展では、東アジアにおいて「書聖」と呼ばれる王羲之(303?~361?)の書を取り上げます。王羲之の真筆は、一つたりとも現存しません。それにも拘わらず王羲之は「書聖」と称され、いつの時代も、東アジアにおいて「理想の書」として崇められ、追及されてきました。ただし、「書聖」の実体が不明である以上、我々は拓本や搨摹本などの「写し」によって、その本来の姿を想像するほかありません。つまり、「写し」を鑑賞することを通して、心の中に書聖・王羲之の像(イメージ)を作り上げることになります。
この像(イメージ)は、「写し」を作る際にも影響を及ぼします。すなわち、拓本や搨摹本などの「写し」にも、それを作った人が抱く書聖・王羲之の像(イメージ)が入り込んでくるのです。結果、「王羲之の書」と言われるものには、さまざまな姿・形が生じることとなります。さらに、それらを学ぶ=写すことを通して、また異なる書聖・王羲之の像(イメージ)が生産されていくのです。
本展では、観峰館が所蔵する王羲之の拓本と、中国近代の書人たちによる臨書作品を取り上げます。これらを鑑賞することを通して、王羲之がどのような像(イメージ)として伝えられてきたのか、また近代の書人たちがどのように王羲之の像(イメージ)を表現してきたのか、ご覧いただければ幸いです。
▼Web展覧会はこちらからご覧ください。
【Web展覧会(絵画)】
没後110年 銭慧安(せんけいあん)展
近代中国の画家・銭慧安(せんけいあん)(1833~1911)は、上海で活躍したいわゆる「海上派(かいじょうは)」を代表する画家です。宣統元年(1909)、呉昌碩(1844~1927)等とともに、慈善団体である「上海豫園書画善会」を創立し、初代会長に選ばれ、様々な芸術家との交流によって民国時代の書画壇の礎を築きました。
観峰館では、2011年に「没後百年 銭慧安」展を開催しましたが、その後の10年間でも、調査研究の成果が進み、銭慧安の次男・銭禄新(生卒年不詳)をはじめ、関係のある書画家の作品も発見されています。本展は、2021年に没後110年を迎える銭慧安と彼を取り巻く書画家の展覧会です。
▼Web展覧会はこちらからご覧ください。
【次回の展覧会】